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歯周病外科治療

進行した歯周病の治療法

進行した歯周病は初期治療では治らない場合もあります。歯周ポケットが深いところは器具が届かないところがあるからです。溝が深くなればなるほど器具の到達率な低下し歯石は取り残しになります。

歯周病外科処置

歯周初期治療後改善しない場合、歯茎を切開して深いポケットの歯石を取ります。

■骨を滑らかにする。プラークコントロールをしやすい環境を作る。
■道路の側溝は汚れがいっぱい、歯周病でできた骨のがたがたを放置しておくとばい菌で一杯になり、歯周病が再発します。

■歯周病は歯茎に隠れた骨の病気なのです。
■歯周外科手術でなるべく骨をなだらかしてお掃除のしやすい形態に変えていきます。

歯肉弁剥離掻把術

骨に大きな段差がある場合は

骨に大きな段差がある、骨をなだらかにするには限界があります。
その場合いくつかの治療法があります。

①再生療法・・・部分的に歯周病によって凹んだ骨を再生させます。
②抜歯・・・歯を抜くことで骨を再生させ隣の歯にばい菌が及ぶのを防ぎます。
③矯正治療を行い骨の再生を促します。そして、歯を清掃しやすい位置に移動します。

歯周再生療法って?

歯周再生療法とは失われた骨を再生させる方法です。
従来の治療法では歯周病の進行を防止できても失われた骨を再生させることは困難でしたが、エムドゲインという再生材料を失われた部位に塗布することで骨の再生が可能になりました。
エムドゲインはスウェーデンのビオラ社で開発されており、厚生労働省の認可も受けています。 すべてのケースに適応するわけではないので、骨の状態の詳しい検査が必要です。

歯周再生療法の術式

麻酔後歯肉を切開します。

歯肉や肉芽組織、縁下歯石を除去します。

エムドゲインを注入します。

GTR撒くでカバーし、歯槽骨の再生を促します。

歯肉弁を戻し、縫合します。

治療後、ポケットが改善されます。

歯周再生療法

根の分かれ目の治療

根分岐部への対応

歯の分かれ目に一度、ばい菌や歯石が入り込んでしまうとその除去は困難を極めます。
仮にきれいにできたとしても、歯ブラシが行き届かないため、ばい菌の格好のたまり場となってしまいます。きれいにしやすい環境を作り確実に歯石やプラークを除去するために根を分割して治療する場合もあります。

二本や三本に分かれている根を分割して残す治療

タービンで歯を切断します。

状態の悪い歯根のみを抜歯します。

ブリッジを装着します。

左から二本目の歯は2根に分かれていて手前(バツ印)の根がダメになっています。

ダメになっている根を抜いて手前の根とブリッジでつなぎました。

歯肉-歯槽粘膜手術

■弱い歯茎を強くて頑丈な歯茎にする
■歯茎が痩せてしまうのを防ぐ
■根の露出を防ぎ、虫歯を予防する
■歯ブラシのしやすい歯茎にする上顎の裏側の頑丈な歯茎を弱くなってしまった歯茎に移植する

レーザーによる小帯形成術

上顎の筋(小帯)が大きくて歯ブラシがうまく当てられない

CO2レーザーで小帯を切除

2か月後、歯ブラシもし易くなり歯茎の炎症の改善されています

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※祝祭日を含む週の木曜は平日どおり診療しております。

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